着物を解体していくと時々遭遇するのが生地の耳(両端)の切り込みです。
最初は「え?解体の時に間違ってカットしちゃった?」と慌てましたが、よく見ると生地全体に同じように切り込みが入ってる。
お気楽ソーイング: 洗濯の前に を踏まえて考えたのが、次のやり方です。
これはあくまでも私の自己流のやり方なので、大事な着物で試す前に、失敗しても許せる着物で試してみてください。
また、木綿やポリエステルなどのもともと洗える着物は手洗いにこだわらず、洗濯機で普通のソーイング用生地と同じように洗えます。
容器は洗濯はA4が入るくらいの深型トレイ(100均のでOK)が便利です。
着物リメイクの一番の山場は洗濯ではないかと思います。
そもそも、着物は洗濯を頻繁にしないという前提で作られていて、普段着物を着ない現代では着物はクリーニングに出すことがほとんどなので、自宅で洗濯するとどうなるかってわからないですよね。
家でリメイクのために自分で洗濯って皆さんどうしているのでしょう?
新しい洗濯表示 | 消費者庁より |
普通に服を買うと必ず品質表示があって、消費者が素材が何なのか分かるようになっています。
ところが、お仕立て品の着物は反物の段階では素材や産地などが端に付いていますが、一度仕立ててしまうと着用時に持ち歩くものでもないので離れ離れになってしまうことも多いです。
大事な思い入れのある着物にハサミを入れる前に、できればお手軽価格の中古着物で練習して心の準備をしたいですよね。
ところで、中古の着物ってどのくらいの値段で売られているかご存じですか?
着物リメイクのきっかけが親から引き継いだ着物を売却しようと思ったら、使用感の無い素敵なものでも二束三文で、売るのが馬鹿らしくなった、という方も多いのではないでしょうか?
私もその一人です。
着物と一口に言っても生地の種類も染の種類も色々あって、作られた時代も様々なので、ほんとうにいろんなものが存在してます。
着物の生地の特徴によって、どういうものを作るのに向いているか、という個性があるのです。
絹の着物のリメイクの際に気をかけた方がよいポイントをまとめます。
ポイントは
です。
着物リメイク本も色々参考にして服作りをしてみましたが、なんかしっくりこないのですよね。
普段着ている洋服のような立体的な作りではなく、着物の直線性を生かしてデザインされているものが多くて、出来上がって着てみると、余計なところにゆとりがあったりしてちょっとやぼったい。。。
着物リメイクの方向性として、せっかく仕立てた立派な着物をできるだけハサミで切り刻みたくない、とか、着物らしさを生かして、という心理があるのかな~と思うのですが、着た時に気分良くならないと作った甲斐がないじゃないですか!