私は身長低めで若いころは9号サイズで首肩胸はちょうど、ちょっと丈が長いかな~という体型でしたが、アラフィフになって一気に太り、バストサイズは98cm!
洋裁しようと思うと、文化式だとサイズは15号という( ;∀;)
改めて数字で表されると結構衝撃ですが、そうはいっても現実は変わらないのです。。
しかし、ソーイングの型紙でバストサイズを基に作ると、首回りや肩幅、肘から先は若いころとそれほど変化が無いので、首回りがブカブカで胸元は見えるわ、首回りがずれてインナーの肩紐は見えるわ、ノースリーブだと脇が開きすぎたりと非常に格好が悪い。
ソーイング本によくあるサイズ調整も同じで、横幅を出そうとすると、結局首回りや肩幅も広がってしまって、そうじゃないんだよ~~~~とずっと悩んでいたのですが、試行錯誤の末、比較的簡単な補正の仕方を見出しましたので、備忘録としてまとめておこうと思います。
なお、このやり方は特段洋裁を習ったわけではない素人の自己流です。
はじめに
- 下着をつけた状態でバストサイズを計測
- 手持ちの着心地の良い服と着れるけどきついなあと感じる服の胸回りを測って絶対必要と思うゆとりをイメージしておく
- ソーイング本は本ごとに型紙のベースになるヌード寸法に違いがあるので必ず確認する
型紙作成の手順
(首回り、肩幅はMサイズ、バストサイズはLLサイズの場合)
★前身頃
- 前身頃の首~肩をMサイズで写す
- 丈は胸と背中の厚みが増えているので、Lサイズ。首の前中心をLサイズに合わせて丈もLサイズで写す
- 裾幅は先に決めた丈でLLサイズで写す
- 脇下の位置はMサイズ。首の前中心をもう一度Mサイズのラインに合わせてMの脇下ポイントの高さで水平に補助線を引き、LLサイズの脇線とクロスするところを脇下にする。
- 脇下と裾脇のポイントからLLサイズを参照しながら脇線を引く
- 袖ぐりは先に決めた肩先と脇下をそれっぽく結べばよいが、袖の補正を簡単にするために、型紙のS/M/L/LLの袖ぐりのうち、肩先と脇下のポイントを合わせてみて一番近いラインを写す(身頃の傾きなどは無視して肩先と脇下のポイントのみ合わせる)
★後身頃
- 後身頃の首~肩をMサイズで写す
- 丈をLサイズで写す
- 裾幅をLLサイズで写す
- 前身頃の脇線の長さを測り、裾脇からLLサイズの脇線を参照しながら前身頃の脇線の長さに合わせて脇下位置を決める(脇下が下がりすぎる場合は裾脇位置を少し上げる)
- 袖ぐりは前身頃と同様に肩先と脇下のポイントに合わせて線を引く(必ずしも前身頃のサイズと同じでなくても良い)
★袖
- 身頃の袖ぐりで選んだ型紙サイズに合わせて前半分、後ろ半分の袖山を写す
- 袖丈、袖口は袖山中心からMサイズで写す
- 袖山端と袖口端を結んで袖下線にする
★調整
- 前身頃と後ろ身頃の肩を合わせて、つながりを確認する(直線になるのが望ましいが、V型になっているようなら緩やかになるよう調整)
- 前身頃の脇を合わせて脇下のつながりを確認する(同上。フレンチスリーブやノースリーブはあまり気にせずともよい)
- 袖下線を前後で合わせて長さや脇下部分のカーブのつながりを確認する(同上)
- 胸回りが手持ちの服と比較して十分な幅があるかどうか確認する
★ヨークつきシャツ
ヨーク付きのシャツを前身頃、後身頃だけで幅を調節してしまうと、胸回りが大きくなりすぎてしまって無駄なゆとりが入ってしわができてしまうので、面倒でもヨークを前後に分解して身頃と一緒に補正する必要があります。
- 前身頃は上述と同じやり方で袖ぐりのラインを引くところまで写す
- 後ろ身頃はヨーク縫いあわせライン、丈、幅、脇下位置まで写す
- ヨークの肩線(SPをつなぐ線)から前部分の前身頃と縫い合わせる線×前中心を共通にして1枚にM/L/LLを写す(後で袖ぐりを決めるために使う)
- 同様にヨーク後部分も写す
- ヨークの首回り、肩線(SPを結ぶ線)をMサイズで写す
- ヨークの後中心丈(後丈)をLサイズで写す
- 幅は決められないので暫定的にLL等大き目でざっくり切り取る
- ヨークを肩線(SP線)で前と後に切り離す
- 前身頃とヨーク(前)、後身頃とヨーク(後)をそれぞれマステで貼り合わせる(後身頃にタックがある場合はタックを畳んで中心側に合わせて貼り合わせる)
- 最初に袖ぐり決定用に作成した写しを型紙側に張り付けて前述と同じように袖ぐりを決める
★型紙に大きいサイズが無い
- バストサイズが4cm大きくなると、型紙の前身頃、後身頃の幅は1cm大きくなる
- 本やデザインによって異なるので、正確には
[(型紙のMとLの幅の差)/(本記載のMとLのバストのヌード寸法の差)]×(自分のバスト寸法と型紙最大サイズのバストヌード寸法の差)
で計算する
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